孫子の言葉に見る転職・ヘッドハントで期待された管理職が失敗するケース①





◇転職・ヘッドハントで期待されたマネージャーが焦って失敗するケース


マネジメントスキルを買われてヘッドハントをされるとき、必ずしもその転職が成功しない場合も多くあります。

ヘッドハントされ請われてきた以上、早い結果を求めるあまりに、新しい部下とのコミュニケーションがとれずに納得のいく結果が出ないという場合です。



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「人を如何に動かすのか」や、「如何に部下をやる気にさせるのか」などという小手先のテクニックなどを紹介した本が沢山出ていますが、自分の成果を上げるために、テクニックで部下の心を動かそうとしても上手くいくはずがありません。


ヘッドハントされ、早い結果を出すことが求められても、人の心はそう簡単には掴めません。
失敗が出来ないからこそ、人間として部下と接することが大切になるのでしょう。


孫子の言葉を紹介させていただきます。




卒を視る(みる)こと嬰児の如し、故に之と与(とも)に深谷(しんけい)に赴くべし。
卒を視ること愛子(あいし)の如し、故に之と倶(とも)に死すべし。

(将は、兵士に対して、赤ん坊に対する親のように接するべきだ。そうであればこそ、兵士はその将と危険な深い谷に一緒に飛び込む覚悟が出来る。

また、兵士を見るそのまなざしは、愛児に対する親のようでなければならない。そうであればこそ、兵士はその将と死ぬ覚悟が出来るものなのだ)


部下に早い結果を求めるばかりに、この部下への愛情を省いてしまうケースが多いのです。

時間がない場合でも大切なことを省いては部下はついてきてくれません。気をつけたいものです。





新訂 孫子 (岩波文庫)




(ジョシュ)

<自己紹介>
元大手ヘッドハンティング会社勤務。現在クラリスファームのキャリアカウンセラー&コンサルタント。


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